様々な液に対応

ダイヤフラムポンプは材質のラインナップが豊富です。

弊社材質では、PP(ポリプロピレン)・AL(アルミ)・PVDF・SUS304・SUS316・接液部のダイヤフラムやボール等はPTFE対応も可能です。

このように数多くの材質ラインナップがあるため、様々なケミカル液や薬品の移送が可能となります。

 

ケミカル液とは?

ケミカル液とは、広い意味で使われる言葉で、化学的に合成された物質や、化学反応に関するものを指します。

日常生活で使われる洗剤や化粧品、工業製品などもケミカル液に含まれます。

ケミカル液は、化学的な処理や合成によって作られたもの全般を指すことが多いです。

 

薬品とは?

薬品は医療や科学実験で使用される化学物質や化合物を指します。

薬として実際に使用されるものや実験や製造工程で使われる化学物質が含まれます。

ケミカル液と大きな違いとしては、特定の目的や効果を持つ化学物質です。

 

〇まとめ

・薬品は特定の用途や効果も持つ化学物質

・ケミカル液は化学物質全般。

 

化学物質

上記でケミカル液、薬品について説明致しました。

その他にも化学物質という言葉も良く出る為、説明させて頂きます。

 

化学物質は、一定の化学組織と特徴的な性質を持つ物質のことです。

そして、化学物質には単体(単一の化学元素からなる物質)、化合物(複数の元素が結合した物質)、合金(複数の金属元素が混合された物質)があります。

 

化学物質=?

専門用語も多く、結局何が言いたいのかが分からない方が多いと思います。

化学物質をめちゃくちゃ簡単にすると・・・

 

 

化学物質と聞くと難しいく聞こえますが、簡単にいうと水は化学物質です。

 

そのため、ダイヤフラムポンプは用途が正しければ、水を移送するかのように様々な薬品、化学物質を移送する事ができるポンプです。

さらに粘度の高い流体の移送も得意としてます。

 

粘度

粘度とは、流体の「ねばりの度合い」の事を表します。

表現方法も材料や用途によって様々ですが、身近なものでは水、はちみつ等の食材の「とろみ」、ハンドクリームやホイップクリームなどの「クリーミーさ」、そしてインクなどの「なめらかさ」も粘度で表すことができます。

一般的には液体等の流体が持つ性質とされてますが、固体にも用いられることがあるのです。

 

粘度を表す単位は、Pa・s(パスカル・秒)や、mPa・s(ミリパスカル・秒)が使用され、数値が大きいものほど粘性による力が強いことを示しています。

また、従来の単位としてCP(センチポアズ)も使用します。

 

下記図を参照ください。

 

高粘度で困ったら

高粘度の移送で困った際の選択肢は

1.ポンプメーカーに相談する

2.社内などの周りで詳しい人に聞く

などがあります。

 

ポンプメーカーや詳しい人に聞いても、液の詳細(液の温度や希望の流量)をなどを聞かれると思います。

 

さらに実際に移送する流体の粘度を聞かれる可能が高いです。

そして、この粘度を答えるのが難しい方が多いです。

流体の詳細資料や粘度計があれば答えることができますが、粘度の情報がなく、流体にもよりますが、外気温や湿度によって粘度が変化する流体もあるのです。

その際に、

「どうしよう諦めようかな」

     と思わないでください!

 

高価な粘度計を購入する前に、大体の粘度を教えてください。

例えばですが、「マヨネーズに近い」や「ドロドロよりはトロトロ」など、移送したい液をみて思ったことを伝えてみてください。

おおよそのイメージをお伝え頂ければ大体のポンプを紹介可能です。

 

もし不安であればデモ機で実際に送れるかチャレンジできます。

 

絶対に諦めないでください。

 

移送実績の紹介

もちろんですが、エイチツーはたくさんの高粘度液移送実績がございます。

その一部にはなりますが、ご紹介させて頂きます。

 

〇接着剤の移送

接着剤によって粘度は変わってきますが、今回の接着剤の粘度は12000cPと、中々の高粘度の流体を移送することが出来ました。

さらに設置箇所が防爆指定であったため、圧縮エアで本質的に防爆仕様のエアダイヤフラムポンプを選定し、お客様のご希望通りの接着剤移送を叶えることが出来ました。

納入後も自吸性能の評価、メンテナンス・消耗品の交換の容易さも評価頂き他ラインでのリピートも頂くことができました。

 

〇高粘度塗料の移送

本件の条件は三つでした。

1.タンクからの横引3m自吸

2.粘度は1万CP

3.自吸後は生産期への移送

右記条件、少量での移送であったため、口径15Aのダイヤフラムポンプで提案致しました。

ユーザー様へ納入後、吸わないと連絡があり、お話を伺うと吸込み側が9Aまで絞って使っていることが分かりました。

 

ポンプ口径より小さな口径で使用してしまうと、自吸することができません。

 

こちらをお客様へ伝え、ポンプ口径15Aと同じ口径のホースでの運用をお願いすると、問題なく自吸を始め、無事納入することができました。

本件のように、弊社では販売後のフォローも大切にしています。

エイチツー製のポンプをご検討のお客様は是非、販売後のフォローに関しても安心して頂ければと思います。

 

【納入事例】ADD型10,000mpa・S高粘度塗料の移送 >>> Click

 

 

〇カスタードクリームの移送

カスタードクリームの粘度は測定が出来ず、情報もなかったため粘度不明でした。

デモを実施頂き移送可能と判断できたため、実機での採用となりました。

エアダイヤフラムポンプの概要の説明はさせて頂きましたが、実は今回のカスタードクリームのような食品の移送もできます。

 

さらには化粧品など、様々なジャンルでの使用が可能です。

 

本件は食品の移送となるため、サニタリー性が必要となり、本体や配管の接続はヘルール仕様が採用されました。

そのため配管の取り外し、分解洗浄が非常に容易となり、そういった点が高く評価されました。

さらに、本件の引き合い当初はホッパーへの移送のみでしたが、移送先のホッパーでの液位制御もご依頼頂き、液位制御も含め受注となりました。

お客様は「ポンプメーカーなのに全て任せられる」事が決めてと大変嬉しいお言葉を頂きました。

厳しいと思っている流体の移送をお考えの方は、一度弊社の事例を確認頂きご相談頂けますと幸いです。

 

【納入事例】SB型カスタードクリームの移送 >>> Click