最悪汚染地域トップ10を発表

アメリカを拠点とする独立系環境団体、ブラックスミス研究所はグリーン・クロス・スイスと提携して、世界で最も激しく汚染されている場所のトップ10を発表しました。トップ10の場所は7カ国にあり、1200万以上の人々に影響を与えていると報告しています。

同報告書によれば、リスト作成の方法論は、「汚染の規模と有毒性及びリスクにさらされる人々の数にもっと重み置く」ように作成されています。

鉱山、冷戦時代の遺産である汚染、規制されない産業製造がブラックスミス研究所の報告書によって特定された汚染の主要な要因です。大量の鉛製造基地である中国の天津は、同国の鉛生産高の半分を占めています。

鉛中毒は子どもの知的発達に重大な影響を与えます。

インドのバピでは、50以上の施設が地域の土壌と地下水を農薬、PCB類、クロム、水銀、鉛、カドミウムなどで汚染しています。ブラックスミス研究所の報告書は、「バピの水銀は WHO の健康基準より96倍高い」と述べています。インドのサキンダは、同国のクロム鉱床の97%以上を埋蔵しており、環境規制なしに12の鉱山が操業し、六価クロムが飲料水供給系を汚染しています。

アゼルバイジャンのスムガイトは、かつてのソ連邦の産業基地であり産業化学物質と重金属によって汚染。報告書によれば、スムガイトのがん発症率は全国平均よりも22~51%高く、遺伝子の突然変異や先天性障害は「ありふれたこと」であると延べられています。

 

続きは【流体技術マガジンNo.4】にて記載しております。