山形大学の近藤教授へのインタビューでも名前があがった、小森マシナリー様で行われた

水溶性加工液研究会にて、クーラントピットの浮上油(アルミの切削カスを含む)の回収・ろ過のデモをメインとして

参加させて頂きました。

その際のレポートをまとめてみましたので、どうぞご覧ください。

 

水溶性加工液研究会に参加

 

世界有数の印刷機械メーカーであり国内唯一の紙幣印刷機械メーカーである小森コーポレーションの子会社である、小森マシナリー様。

オフセット印刷機械を中心に国内はもとより世界各国向けの製品を一貫して製造しているグローバルな企業さんです。

ひとえに印刷機械といっても、最難関とされる造幣局にも使われる小森マシナリーの印刷機械は非常に精密で

その為それを実現するために広大な敷地内には巨大な生産ラインがあります。

その中のクーラントシステムでのアルミの削り出しで出る削りカスを含む浮上油の処理の対処に長年お困りでした。

今回弊社の製品である、極狭ピットでも設計から対応可能な浮上油回収ろ過装置ADF型でのデモを現場にて行いました。

 

 

水溶性加工液研究会とは

 

水溶性加工液研究会は山形県内外の企業が集い、今後の加工液の処理の方法や、課題点の解決のための議論

各社で行っている浮上油の回収方法やそのノウハウの共有や、各別業種の企業の同士の交流を研究会の肝としたものです。

小森マシナリー代表挨拶、弊社の装置デモンストレーション、工場内の見学や、山形大学近藤教授への質疑応答、各企業の紹介

交流など、充実した内容で終始意見が飛び交う会となった。

 

浮上油回収装置の実演・解説

 

回収ピット用に設計したADFはフロートで液位を定め、浮上油を回収します。

今回デモを行ったクーラントシステムは加工液に油分が非常に多く含まれるため、浮上油回収後、油除去フィルターカートリッジOLFにて

油分や含有物のろ過を行い、クーラントピットへの再放流ができるような装置を製作しました。

使用ポンプはエア供給で作動し供給圧の調整で吸入量を調節できます。

また、回収した浮上油をいったん二層に分けて分離させ、更に効率よく油分をフィルターに回収させる仕組みになっています。

 

①フロートスキマー ②分離槽 ③ADD ④油分ろ過フィルター//浮上油を回収するフロートスキマー

 

今回のデモ機(浮上油回収装置)の詳細はコチラから↓