ポンプを使うユニットにはタンクが必要になるケースが多くあります。

弊社もポンプメーカーながら中和装置や排水処理のユニットを製作することが多く

その際に欠かすことができない大手タンクメーカー様にインタビューさせて頂きました。

他では聞けないリアルな現状と、今後の展望についてのインタビューをどうぞお楽しみください。

 


 

長谷:本日は、何卒よろしくお願いします。

 

横山社長:よろしくお願いします。エイチツーさんは職員は何人ぐらいが理想だと思う?

 

長谷:15人ぐらいでいいかなみたいなところがあるんですけど。

 

横山社長:あんまり人が増えても大変だよね。暇になってきたら困るし人が多いと。

世の中、何が高いかというと、痛切に感じるのはやっぱり人件費ですよ一番高いのは。

 

横山社長:僕が今一生懸命考えているのが省力化。人を減らすんじゃなくて、現状維持。

今のままでどうやって仕事を増やせるか。効率を含めて。

 

長谷:スイコーさんは今何名ぐらいですか?

 

横山社長:営業も全部入れて140名です。

 

長谷:恐れ入ります。

 

横山社長:いやいや、熊本とか工場がいろいろあるからね。大変だよ。

人が増えるってのは。増えるんだったら1000人超えるとかならいいんだけど、100~150人ぐらいの間が一番しんどいです。

 

長谷:今しんどいですか。

 

横山社長:僕らはやっぱり夢をできるだけ失くさないようにしたいわけですよ。次はこれをやりたい、こうありたいという。

それで今までずっと来たんじゃないのかな。

 

今後の展望について

 

横山社長:その時分と今とでは全然違う。経営の基本が、今まではタンクのスイコーだったんです。

これからはちょっと「脱・容器」的ないろんなことをやっていくから。

 

長谷:具体的にはどんな感じなんですか?

 

横山社長:滑り台とか、遊具。大きなものですよ。公園に置いてあるような。

らせんで滑るものとか、いっぱい種類あるから。

 

長谷:あれは回転成型ですか?

 

横山社長:今作っているけど、ぜひ一回見てほしいな。ヒントが出てくるかもしれないから。

 

浜條:でも確かに、全然違うところですね。

 

横山社長:本業はやっぱりタンクですからね。

 

長谷:割合でいうと、今どのぐらいですか、タンクとタンク以外で。

 

木全さん:タンクじゃないところで6割ぐらい…。

 

横山社長:大体タンクが4割です。あとはOEMとか、お客様と特別契約して型を作る製品とかですね。

 

長谷:農業用とかのですか?

 

横山社長:そうそう。あれが大体3割ぐらい。

 

長谷:大型タンクが4割でローリータンクが3割ぐらいですか。

 

横山社長:あと、それ以外が3割。

 

木全さん:そうですね。

 

長谷:でも、木全さんにも昔からすごくお世話になっていて、ありがとうございます。

 

横山社長:でも本当によかったね、会社を立ち上げて、ちょっと心配したけれども。

 

浜條:最初は結構潰れかかっていたんですけれども、何とか回復して。

 

横山社長:ちょうどいい具合に景気も少し良くなっているみたいだね。ちょっと陰りが見えているみたいだけれども。

 

長谷:オリンピック前後ぐらいでどうなるかですね。

 

横山社長:いつも言っているのは、今年消費税増税があるでしょう。来年オリンピックが始まって、そして終わるじゃないですか。

2021年というのは間違いなく全国的に不況になると思うんです。だから我々はうちの会社も含めてそれに備えて今から準備をしよう

不況になっても慌てず騒がずどーんと構えましょう、ということを言っているんだけれども、大阪には万博があるんです。

 

長谷:そうですね、万博がありますね。

 

課題と対処について

 

横山社長:名古屋はリニアがあるけれども、関西は万博がないと相当落ちると思います。

やっぱり、地区、地域もそうだけど人が集まらなきゃいけない。人がおらんところでああしようこうしようといってもダメですよ。

 

浜條:社長は基本は会社にいらっしゃいますか?

 

横山社長:毎日いますよ。本社だからおりますよ。仕事は順調ですか?

どういう割合が多いんですか?ちょっと聞いたところによると、ネットで取っ掛かりができてという…

 

浜條:そうですね。新規のお取引は結構多いんですけど、でもそのうち新規も頭打ちになるんじゃないかということで、今、既存の顧客に力を入れようかと。

 

横山社長:固定客も含めてそれはすごく考えないと。景気っていつまでも良くないから。悪くなった時に慌てずに。

 

浜條:木全さんのほうからポンプとかも数年後には…。

 

横山社長:うちの会社は、営業マンはみんなそうなんだけど、タンクを売るのはうまいんです。

そこで、お客さんからこれを見積もってくれと言われて、もうちょっと突っ込んで

「ポンプはどうしますか?」

「設置どうやりますか?」

「配管は?」

という話をそこですれば、成約にならないかもわからんけれども、そっちに向かえるんですよね。

そうやって、システム受注的にやろうというふうにしています。まだいろいろとこれからPRさせてもらおうと思ってます。

 

一括注文できるというメリット

 

横山社長:2月1日から水処理の3連槽といって、反応槽とか中和槽とかのタンクを3つ並べて、水処理に使うシステムがあるんですよ。

1トンのタンクを3本並べて配管の仕方を4種類、5種類置いて、システムとしてポンプとか撹拌機とかを一括注文できるという仕組みでやってみたらいいんじゃないかと思うんですよ。

 

長谷:今あるノッチタンクの様な、500Lぐらいの仕切りがあるイメージのですか?

 

木全さん:仕切りはなくて、1個のタンクを3つ並べるんです。

 

横山社長:本当は次のステップで仕切りでやりたいんですよ。

ノッチできているから1トンでも出ていくことはないだろうという発想なんですけれども。

ただ、すぐはできないから、今のところ3つ並べて、どういう配置にして、ポンプはどういうようなものがあって

撹拌機はこうですよという絵を4つとか、5つ案を並べて、ここから好きなものを選んでくださいというやり方にしようかなと。

 

浜條:それは制御も含めてみたいなイメージですか?

 

横山社長:お客さんにいろいろ聞いてみて、いろんな学識経験者に聞いて、今の形が一番いいだろうという感じです。

うまくいくかどうかわかりませんけれども、幅が広がるんじゃないかなと思っています。単なるタンク屋じゃなくてね。

 

長谷:今うちで力をいれているのが、IOTです.。浜條がメインで進めているんですが、とある大きいユーザーさんから

「タンクの液量を遠隔監視したい」というような依頼があったんですよ。

ゲージがありますし、ポンプと中央に飛ばすというのはあると思うんですけれども、例えばそれを携帯で見られる

とかいうようなシステムを作っているような段階ではあるので。

 

横山社長:それ、できたら教えてよ。タンクと一緒にくっつけたい。

 

長谷:ぜひぜひ。すごく汎用性のあるシステムなんで、5メートルぐらいまでは見られます。

 

横山社長:「このタンクいいんだけど液面計をつけてよ。中の正確な量が欲しい」とよく言われるんですよね。

 

浜條:もうあとちょっとでできますからその時は、ぜひ。

 

長谷:その最終形は「発注」までをIOTによる自動化で、発注点をたたいたら、遠隔で自動で発注ができるみたいなイメージなんです。

 

浜條:薬液配送側の業者さんも、お客さんが無くなって、すぐ持ってきて!というようなのが頻発するじゃないですか。

そういったフラストレーションの改善策です。そっち側でも見られるし、ユーザー様側でも見られるという制限をかけながら、というような感じで。

 

木全さん:最終的にはスマホのアプリに落とし込むという形ですか?

 

浜條:そうですね。発注点を自分で決めておいて。

 

横山社長:うちのタンクとセットにしたら…考えましょうよ、みんなで!

 

長谷:今、実際にフィールドテストをしているので。調子いいみたいです。これもアドブルー関係のお客さんから依頼があったんです。

 

浜條:アドブルー関係が、結局単価がどんどん下がっていっちゃって、もうこれ以上下げられないというところで

あとはもう少し付加価値が欲しいというところなのでIOTぜひ一緒にやりたいです。

 

横山社長:例えば、お客さんの要望にうちも応じられますよと言って、彼らを巻き込んで一緒にやったらどうだろう?

 

浜條:何メートル見られるセンサーにするかとか、あとはソフト側の設定で換算値をセンチに対してアナログの質量が来て、それに対しての容量の換算値を入力するだけなので出来てしまえばあとは簡単です。

 

横山社長:わかりました。全面的にバックアップさせてもらいますよ。

 

長谷:我々としても大変心強いです。ありがとうございます。

 

横山社長:あんまり大したことはできませんけれども、いろいろ協力させてもらいますから。

 

木全さん:今後とも宜しくお願いします。

 

長谷・浜條:こちらこそ、よろしくお願いします。今日はどうもありがとうございました。