一斗缶とは?

 

一斗缶とは、約18リットルの容量を持つ、角形の金属缶の事を言います。

塗料や油、溶剤などが内容物としては多く、直方体の容器で倉庫などで隙間なく積み上げることができる為、保存や保管に広く普及しています。

食品や試薬、化学原料など、内容物としては高粘度流体も多く、作業員が手持ちで補充することも多い一斗缶。

デリケートな内容液も多く、ポンプの選定としてはサニタリー性も必要とされるケースが多い容器です。

一斗缶からの移送は次の2つのポンプが考えられます。

 

一斗缶からの移送

 

一斗缶のクチの形状は3つあり、小さなキャップがあるタイプは口径40ミリとなっており、そこへホースを入れ込むのが一般的です。

広口缶のタイプは口径がとても大きいので、ハンディドラムポンプでも充分挿し込むことが可能です。

天切缶と呼ばれる、開口の無い天面を切る事を前提としたタイプも同じくハンディドラムポンプの挿し込みが可能です。

それではそれぞれのポンプによる移送について解説していきます。

 

ダイヤフラムポンプでの移送

 

口径40ミリの一斗缶の場合、まずは検討に上がるポンプです。

自吸式のダイヤフラムポンプなので、吸い込み側ホースを一斗缶へ垂らし吸い上げます。

エイチツーでは、サニタリー性に優れたダイヤフラムポンプもラインナップしているので、食品に使用されるような原料なども移送する事が出来ます。

空運転可能なので、一斗缶の底まで吸い切る事が可能ですが、使用には圧縮エア(コンプレッサ)が必須となります。

 

ドラムポンプでの移送

 

広口缶、または天切缶なら、ドラムポンプでの移送も可能です。

ポンプ部を直接一斗缶へ挿し込みそのまま移送する事が出来ます。

サニタリータイプのドラムポンプなら、食品原料やデリケートな流体も移送する事ができ、かつ洗浄性に優れます。

エイチツーのサニタリードラムポンプでの一斗缶からの移送実績にはハチミツがあります。

ハチミツが入った一斗缶は広口缶となっており、そこへサニタリードラムポンプを挿し込み、上部のホッパーへの移送に使用されています。

今まではパートさんが手持ちで作業しており、危険かつ体に負担があるという事で導入頂きました。

 

 

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